SPKグループは、1948年に国際連合によって採択された世界⼈権宣⾔、及び、国際連合によるグローバル‧コンパクトの⼈権‧労働に関する原則など⼈権についての国際規範を⽀持し、「従業員の⼈格、個性を尊重し、⾃由かつ公平な職場の実現に努める」とともに、「⼈種、国籍、⺠族、宗教、信条、性別など、⾮合理的な理由により差別的な取り扱いは⾏わない」ことを基本としています。これら⼈権に対する原則に沿って、社内環境、仕組みづくりに取り組んでいます。
SPKグループでは、人材を持続的な成長を支える基盤と捉えています。そのためには、人種、国籍、性別、年齢などに関わらず、ジェンダーフリーで、事業を支える人財一人ひとりの価値観や個性を認め、多様性を尊重していくことが大切です。従業員一人ひとりが自分の能力や適性を存分に活かして働ける環境の整備と多様な人材が活躍できる組織風土づくりを推進しています。
当社では2021年度に新人事制度に改定しました。それにより年功序列を排し能力ある人材をジェンダーフリーで登用、評価できる仕組みをスタートしました。また社外専門家による相談窓口を設置し、病気や生活上の悩み等に加え、メンタル疾患やハラスメントなどの相談にも対応しています。ハラスメントについては全従業員を対象に研修と実態調査を実施しています。
従業員の能力を最大限に引き出すためには、一人ひとりをその役割や成果に応じて公正に評価し、評価に見合った適正な処遇と育成・活用を図る必要があります。当社では、人事評価にMBO制度を導入し、面談を通じて従業員が自らの成果や課題を上司と共に確認することで、評価の透明性と公平性の確保に努めています。
SPKグループは、従業員が⽣き⽣きと働けるよう、働き⽅改⾰や仕事と家庭の両⽴⽀援制度、福利厚⽣の充実など、より働きがいのある、働きやすい職場の実現を⽬指して取り組んでいます。
グローバルに事業を行っている当社において為替や物価の変動は従業員の生活に大きな影響を与えます。こうした生活への不安を軽減し業務に集中することができるように、当社では経済情勢や業績を考慮し、インフレ手当や臨時為替レート等調整金の支給を柔軟に行っています。また、社員持株会制度を改定し、業績に応じた特別報奨金や拠出金上限の引上げ、手続きの簡略化を行いました。これらの施策により加入率を高め、経営への参加意識の向上や中長期的な資産形成を図っています。
障がいのある方がやりがいを持って働ける場所づくり、ダイバーシティやノーマライゼーションへの社内理解浸透、収穫野菜の配布による従業員の健康増進や子ども食堂への寄付を通じた社会貢献など、多くの夢と目的を持って、大阪府枚方市に自社農園「SPK ぐりーんふぁーむ」を開設しました。スタッフが整地から栽培・収穫・出荷まで一貫して取り組んでいます。
従業員やお取引先様、また近隣にお住まいの方や周辺をご通行の方々の万が一の事態に備え、SPK国内全拠点へAEDを設置いたしました。みなさまの大切な生命を守るため、緊急時はどなたでもご使用いただけます。また、迅速かつ適切な救命処置が行えるよう各拠点で講習会を行い、使用方法とAEDを使用することによる効果や重要性について学んでいます。